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2022.09.01

宮崎公演「初代高砂浦五郎 其ノ三」




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8月20日宮崎メディキット、21日都城MJホールで開催された「邦楽と相撲」の公演が無事に終了しました。

出演メンバー
織田麻有佐:司会
松田哲博(元・一ノ矢):相撲甚句、トーク
神田佳子:相撲太鼓、柝、トーク
竹澤悦子:三味線弾き語り
出演予定でした呼出しの邦夫さんが急遽出られなくなり、
私は、予定していたよりも、柝、相撲太鼓もたくさん演奏してきました!
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そして、メインは、

原案:松田哲博 脚本・作曲:神田佳子
浪曲地歌「初代高砂浦五郎 其ノ三〜改革を成し遂げ絶頂期の段」の初演。



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浪曲地歌『初代高砂浦五郎』は、元力士・一ノ矢=松田哲博の原案に、作曲家が新作を書き下ろし、地歌箏曲家の竹澤悦子が三味線弾き語りで演奏していく「相撲もの」プロジェクト。「其ノ三」は神田佳子が脚本、作曲を担当。

「其ノ三」は、幕末、角界の風雲児といわれた⾼砂浦五郎が成し遂げた改革が中心。明治維新期、裸踊りと揶揄され、屋台骨の傾きかけた相撲界を立て直したのも、700年ぶりに天覧相撲を復活させたのも浦五郎。力士として上り詰めることはできなかったが、親方として相撲界を救ったのであります。これらを含め、名門高砂部屋の誕生から始まる5つの楽章の約30分にまとめ上げました。
義侠心溢れる浦五郎の魅力を啖呵と節を交え、楽しく愉快な箇所から鳥肌が立つようなしびれる歌まで、どっぷり相撲の世界に浸っていただく企画。

今回の宮崎公演が初演。
昨年から高砂浦五郎を調べ尽くし、出身地の房総に行き、ゆかりのある場所を尋ねたり、
幕末の相撲の歴史にとどまらず、日本の、さらには世界の世情までも興味を持ち、想いをめぐらせながら脚本作りをすすめました。

三味線の研究にも時間がかかり、「竹澤悦子の七変化」を目指してみましたが、
彼女の本領発揮により、それを遥かに超える「地歌界の風雲児⁉️」と呼ばれるような大熱演でした!

これはリハーサル中。
本番も、邦夫さんとリハーサルをしていた2台相撲太鼓の演奏動画が流れました!
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台の上で一番太鼓、跳ね太鼓。
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触太鼓用に紐でくくりつけたり

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企画の織田麻有佐さん、かけつけてくれた野村誠さん、鶴見幸代さん 関係者の皆様、宮崎の皆様、大変お世話になりました!

美味しい料理もたくさんいただきました。

地鶏も冷汁も美味しかったですし、
元力士・安寿さんのお店「ちゃんこ・あんじゅ」も美味しかった。

一ノ矢さんと!
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店主の安寿さん、作曲の鶴見さん、野村くん!

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実は「初代高砂浦五郎 其ノ三」は、すでに来月9月24日(土)の「熱海未来音楽祭2022」で再演も決まりました!
乞うご期待!

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