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2018.08.11

「川島素晴works vol.2 by 神田佳子」公演を終えて その1

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「川島素晴works vol.2 by 神田佳子」公演を終えて
本番写真もアップします!!

当日のプログラムノートにも書かせていただきましたが、
川島くんに「僕の曲を演奏しませんか?」と大学1年の時に口説かれていなかったら、こんなにどっぷり現代音楽の世界にハマることはなかったかと思います。

今回の公演は、お互いのタイミングがあって企画が進んだわけですが、彼の作品を演奏する以外にも、私の自作自演CD「かえるのうた」の曲目解説を書いてくれたり、
私の自主公演の企画等のアドバイスを頂いたりなど、重要な場面でお世話になっていますし、なにかしらの関わりがありました。
しかし、1曲演奏するだけでも彼の作品はハードなので、
全作品演奏するリサイタルが、どのぐらいのエネルギーが必要になるか?想像出来ない世界でした。本当に可能なのか?
でも、やるからには中途半端な公演は出来ませんし。

プログラム決め会議の際に頭にあったのは、
比較的最近、一柳慧さんに「川島作品はギリアート(ギリギリの芸術=シリアスミュージックとエンターテイメントの境目)ですね」と演奏した後に言われ、評価して頂いている言葉とはいえ、一歩間違えれば、いつでも芸術以下に成り得る公演になってしまう可能性を感じていました。

それもあり、私から「苦諦」を再演するのなら演出(演出家)を入れたいと希望を出し、彼がお付き合いのある岩渕貞太さんを推薦してくれました。

日頃から打楽器演奏は身体表現の一部と思っている私にとって、ダンサーの岩渕さんの言葉、動きのどれにも共感し、ワクワクし通しで、眉間にしわがよってしまいがちなリハーサルが続く公演前は、身体の凝りがたまってしまうこともありますが、鈴踊りで身体がほぐれるのか?
あれだけ動いているにもかかわらず、神経はすり減ることは多かったですが、身体は思っていたよりも楽でした。

さらに岩渕さん、こちらの希望や実際にやれることを汲み取ってくださり、柔軟かつ、とても適切なアドバイスを随所に頂き、演出、照明プランも一緒に考えてくださいました。
私自身、タイミングや照明にはこだわりが強いので、川島作品をシンプルで、効果的に使える照明のもとで行えたらと思っていましたが、ステージ上からは判断できない細かなことは、すべて岩渕さんにお任せ出来ましたし、照明の菅さんも本番に向けて乗ってきて下さっている感じが嬉しいほど伝わってきました。
そして、舞台の鈴木さんも最後まで調整をし続けてくださり、想像以上に素敵なステージとなりました。

私自身は反省すべきことが多すぎて、振り返るのが怖いぐらいですが、いらして頂いたお客さまの反応は想像以上に好感触で、唯一無二の世界などとも。
もちろん賛否両論ありますが、反応があるというのは嬉しいことです。

川島くんとは学生の頃からの付き合いですが、普段行っている活動は異なることが多いですので、今回の公演は、お互いの分野を合わせて掛け算的な効果が出たのではとも思っています。

また、打楽器スタッフには、衣装替えのタイミングを逆算して、転換がスムーズに進むようにいつも以上に指示を入れてしまいましたが、見事にこなしてくれました。
まめちゃん、大地くん、元弥くんもカーテンコールにお呼びしたかったぐらいです。

演奏するにあたって、日頃から五感が大事と言っておりますが、味覚まで研ぎ澄まされていたのか、
後半の作品で刻んで食べたキュウリの味がいつもよりも苦く、いつまでも残っていました。
(ちなみにキュウリは好きです)

◆川島素晴:タンブレラ王。(2001)
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◆川島素晴:インヴェンション VI(2018 新作初演)
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◆川島素晴:And then I knew ‘twas Toccata(1998)
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◆川島素晴:苦諦(1992/2018 完全版初演)
〈第1部〉「生老病死苦」(1992) 全身に鈴を付けた打楽器奏者は、発音行為がそのままコレオグラフとなる。ピアノとのデュオ。
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〈第2部〉1「愛別離苦」(1992) マリンバとピアノにより、出会いと相愛、そして別れを描く。
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2「怨憎会苦」(1992) ヴィブラフォンとピアノがそれぞれ互いに干渉、敵対し合う。
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3「求不得苦」(2018 新作初演)  相撲太鼓とピアノにより、求めるものが得られない様を描く。
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