ロープ太鼓の子守り
昨日はJTアートホールでの本番でした。
私が演奏したのは、ヒナステラのトゥクマンの歌。
この曲の太鼓は、楽譜には大と小の2コの太鼓が指定されていますが、
果たしてどのような太鼓がいいのか。
アルゼンチンのトゥクマンという土地の歌ということなので、そういう雰囲気を出せるような太鼓か?
ボンボしようか?しかし2コ必要なので、バランスがとれるもう一つの小さい太鼓が見つからない。
いろいろと検討した結果、本革のロープ太鼓×2にしました。
小さいのはルネサンスの太鼓。
大きいのは創作ロープ太鼓。
しかし、湿気やライトによってすぐに変化してしまうので、
チューニングの指定はないものの、2コの太鼓の関係をコントロールが大変。
念のため、古いタイプのTOMを予備として用意しました。
私の出番は最後の曲。
それまで、楽器は下手の袖(廊下?)で待機。
リハーサルはいい感じで終わり、本番の休憩中に太鼓のピッチを確認すると、
大きい太鼓のほうが乾燥してパンパンになってしまい、ピッチが上がり、小さい太鼓と一緒のピッチに!
小さい太鼓のピッチはこれ以上あがらない。
急遽、ぬれたティッシュで軽く太鼓の皮を拭き、しばらく待つ。徐々にいいピッチにもどってきた。しかし、休憩が終わる頃にもう一度叩いたら、今度は皮がベロンベロンに伸びてしまって音にならない。
ヤバい!ロープをおもいっきり締めて、ロビーのダウンライトの下に太鼓を移動。お願いだからもと通りの音程になってね!!!!ライトの熱で復活して!と願うばかり。
念のために、別のTOMも急遽スタンバイ。
そ、し、て、出番の前に最後の確認。
いい感じの音になった!
よし、これで大丈夫!
ホッとしながら、ステージにのったのである。
ハープの吉野さん、ソプラノの森川さんたちの演奏は楽しかったですが、太鼓の子守りは大変でした。
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